4K UHD XJive Syncシリーズは、1台の装置で複数の4K動画ファイルの同期再生に対応した再生プレーヤです。複数モニターの映像をつながった1つの映像であるかように再生することが可能です。再生される映像は1フレームのズレも発生しませんので、マルチスクリーンコンテンツの同期再生等、サイネージ用途としてのご利用に最適なソリューションです。
映像出力は、HDMI x2, HDMI x4, 12G-SDI x4に対応した3モデルをご用意しています。 また、指定された書式でスケジュールファイルを記述することで、ファイルの再生開始時間、再生順序、再生回数を指定することが可能です。
4K UHD XJive Sync 製品の特長
Product Feature
- 完全なフレーム同期再生に対応した4K/60Pデコード対応再生プレイヤー
- HDMI x2, HDMI x4, 12G-SDI x4出力に対応した3モデルを用意
- マイクロ秒精度の同期再生を実現! マルチスクリーンでのフレームズレが発生しません
- 4K x 4に分割した8K映像ファイルを4面マルチディスプレイで同期再生可能
- 分かりやすいUI&テンキーによる簡単操作
- ウェブブラウザからリモート操作が可能(装置本体の UI を非表示)
- 簡易なスケジュール再生機能を搭載
- 装置本体の電源強制 OFF に対応
- PowerON 起動対応
利用イメージ① HDMI x2 出力モデル
利用イメージ② HDMI x4 / 12G-SDI x4 出力モデル
4K x 4に分割した8K映像ファイルを4面マルチディスプレイで同期再生
装置仕様:HDMI x2 出力モデル
スペック詳細
SPEC
4K UHD XJive Sync | |
製品名/モデル | 4K UHD XJive Sync / HDMI x2出力モデル ※ HDMI x4, 12G-SDI x4 出力モデルもあります |
型 番 | OTH401 |
映像コーデック |
HEVC Main(4:2:0 8bit) HEVC Main 10(4:2:0 10bit) AVC(4:2:0 8bit) |
音声コーデック | AAC-LC 16bit 48kHz 1ch/2ch/5.1ch |
コンテナ | MP4(拡張子.mp4) MPEG2-TS(拡張子.ts) |
解像度 | 4K(3840 x 2160) 2K(1920 x 1080) |
フレームレート | 60/59.94/30/29.97 fps |
静止画 | JPEG / PNG |
映像出力 | 4K/59.94fps 出力固定 |
内蔵SSDサイズ | 約240GB ※サイズ変更可能 |
筐体サイズ (mm / 幅×高×奥行) |
350 × 99 × 205 |
電源容量 | 400W |
分かりやすいユーザインターフェイス
Interface
電源強制 OFF
XJive Sync のシステム領域は読み込み可能な ReadOnly となっており書き込みができない仕様になっていますので、強制的に電源 OFF を行ってもシステム領域は壊れません。
このため、ブレーカと連動させて装置の停止ができます。
PowerON 起動 ※スケジュールファイル自動再生
電源復旧により、XJive Sync を自動起動できます。
ブレーカと連動させて装置の立ち上げが可能です。
XJive Sync の起動後、自動的にスケジュールファイルの再生を開始する事もできますので、電源復旧後に自動的に動画ファイルの再生を開始できます。
ウェブブラウザでリモート操作 ※装置本体の UI 出力を非表示にできます
XJive Sync は、タブレットやパソコン等のウェブブラウザから XJive Sync を操作する事ができるリモートコントロール機能を備えています。XJive Sync の IP アドレスにウェブブラウザからアクセスすると、画面右部に仮想テンキーが表示され、実際のテンキー操作と同じように XJive SyncのUI操作を行うことができます。
リモートコントロール機能有効時は、装置本体の UI 出力は非表示となりモニタは真っ暗になりますので、サイネージでのご利用で、起動後の UI 画面をモニタへ表示させたくない場合にも便利な機能です。
スケジュールファイル
同期再生したいファイルのセットを拡張子.setのファイルに指定し、.setファイルの再生順序や再生回数を拡張子.scdのスケジュールファイルに指定します。
XJive のメニューから作成したスケジュールファイル(拡張子.scd)を実行すると、設定したスケジュールに従って同期再生が始まります。(.setファイルを実行して再生する事も可能です。)
以下は、.setファイル、.scd ファイルの記述例です。
■movie01.set
/data/right/movie01_right.mp4
同期再生したい2つの動画ファイルのパスが記述されています。静止画ファイルを指定する事も可能です。
■movie02.set
/data/right/movie02_right.mp4
同様に、同期再生したい2つの動画ファイルのパスが記述されています。
■sample.scd
#01/22 17:00:00 | #再生開始日時を指定できます。コメント(先頭が#)は無効状態です |
#16:52:00 | #指定がない場合はすぐに再生を開始します |
1 /data/movie01.set | #再生したい順番にsetファイルを記述します。 先頭の数字は再生回数です |
1 /data/movie02.set | |
loop | #ループ再生する場合にloopと記述します。 先頭のsetファイルに戻り、再生を続けます |
スケジュールファイル(拡張子.scd)に、.setファイルの再生順序や再生回数を記述します。
上記の設定例では、movie01.setを1回再生、movie02.setを1回再生した後、loopの設定により同様の処理を繰り返します。
先頭に再生開始日時あるいは時刻を指定した場合は、.scdファイルを実行後、指定した時刻に再生が開始されます。
※ 正確な時刻にファイル再生を開始するために本装置のシステム時刻は、外部NTPサーバと同期をとり、正確な時刻に設定しておく必要があります