「XThink」は、「XJive(エックスジャイブ)」シリーズのオプション機能です。複数の XJive Player を LAN ケーブルで接続することで再生同期化を実現しており、複数モニターの映像をつながった1つの映像であるかように再生することができます。再生される映像は1フレームのズレも発生しません。
例えば、4台の XJive Player を「XThink」で同期すれば、8Kの映像データを4面マルチディスプレイで再生することが可能になります。また、同期可能なプレーヤ台数に制限はありませんので4台以上の XJive Player を同期再生することも可能です。
4K UHD XJive Player SplitEncoder 操作説明書(PDF) »
XThink 基本構成
「XThink」は、MASTERとなる1台のXJivePlayerと、SLAVEとなる複数のXJivePlayerで構成されます。
各XJive Playerは、ハブを介してLANケーブルで接続します。
※ 再生する映像データは事前に分割し、各XJivePlayerへ配置しておく必要があります。
※ XThinkの機能はハードウェアに依存しますので同じ型番のXJiveでのみ使用可能です。異なる型番が混在する環境では正常に動作しません。
XThink 設定画面 / 再生画面
XThink の設定はとても簡単です。 各 XJivePlayer で IPアドレスの設定と、MASTER or SLAVE の設定をするだけです。 再生方法は XJivePlayer と同じです。 MASTER のファイル一覧からファイルを選択し再生を開始すると自動的に SLAVE のファイルも同期再生されます。 ※ MASTER は DHCP サーバになることができます。SLAVE は MASTER で起動した DHCP サーバから IPアドレスを取得できます。 ※ XThink の同期再生時に早戻しや早送り等の操作はできません。動画ファイルの再生のみ可能です。
SplitEncoder
splitencoder は、入力された映像データを指定された方法で分割/エンコードするコマンドラインツールです。 Windows版とLinux版を提供しています。
例えば、連番のdpxファイルから、4つの動画ファイル(sample-1.ts, sample-2.ts, sample-3.ts, sample-4.ts)へ分割/エンコードすることができます。
連番dpx ファイルを Sample-1.ts ~ Sample-4.tsへ分割する実行例
Windows の場合:
> splitencoder10.exe -i C:¥data¥%08d.dpx -o C:¥data¥sample
Linuxの場合:
# ./splitencoder10 -i /data/%08d.dpx -o /data/sample
連番のdpxファイルを読み込み、HEVC main10 に分割/エンコードされた sample-1.ts、sample-2.ts、sample-3.ts、sample-4.ts を作成します。
推奨環境
SplitEncoder は以下の環境で動作を確認しています。
推奨環境 |
|
OS |
Windows 7 64bit |
CPU |
Intel Haswell 以降(第4世代以降)の Core i7/i5/i3 |
メモリ |
16GB以上 |